お悩み・ご相談内容：
産後の腰痛・骨盤の歪み？があると感じている・姿勢の悪さ・
身体の硬さ・太ももの張り

初めてのお子さんを出産され、腰痛や産後のケアがしたいと考えておられ、ご友人様の紹介で当院に相談がありました。
一般的に言われる「骨盤が歪んでいる」と思う…と話すK様。

骨盤の骨自体が歪む事は医学的に考えられず、骨盤も含めた全身の骨格と、その周囲の筋肉のバランスが崩れている事を説明し、全体の姿勢を整える目的で姿勢改善(モニター)コースをお試しいただきました。
姿勢の悪さもきになるし、身体も硬いし、太ももがパンパンに張っているのも改善したい！との事でした。

ご年齢的にも33歳とお若く、実際の動きでも全身の柔軟性は悪くないご様子でした。
しかし運動機能テストを実施すると、上肢柔軟性は5段階評価で3。
下肢柔軟性は5段階評価で2と、下肢の柔軟性がやや低い事が数値的に判明。
その後のAI姿勢分析からも、産前のご状態が癖づいているかのような立ち姿勢でした。
そこで

①もも裏の筋肉の柔軟性改善・もも前の筋肉の強化
②股関節の可動域改善
③背骨(胸椎)の可動域改善
④体幹インナーマッスルの強化と骨盤の正しい位置の習得

を主な狙いとし、トレーニングメニューを込み立てました。
ご自宅でのセルフケアもまずは柔軟性と可動性を上げる運動をしていただき、
正しい使い方や骨格の位置の感覚を掴む事に取り組んでいただきました。

生後5か月の赤ちゃんも毎回同行してくれ、隣でお母さんの頑張りを監視してくれました（笑）

忙しい子育ての中でも真面目に通院・セルフケアに頑張って下さり、若さもありトレーニングの成果は日に日に現れてきました。
たった1か月で上肢筋力(握力)や下肢筋力、動的バランスに上肢と下肢の柔軟性が向上！
6項目合計21点だった運動機能テストが、25点に上がりました！！(←これはさすがに凄いです)

特に下肢柔軟性(前屈)は-11.5cm→0cmになり、床に指が届いた事をとても喜んでおられました。
ご自身でも悪い姿勢が気持ち悪いと感じるようになられ、これには指導する側のこちらも驚きました。